2016年に実際にあったデータ漏洩被害のデータ1000万件から分析。パスワードの特徴や傾向なども紹介されています。管理がおろそかになっている人は要チェック!
1000万件のデータ漏洩被害を詳細分析、最も頻繁に使われていたのは「123456」!
パスワード管理サービスを提供しているKeeperですが、2016年に最も使われていたパスワードBEST25を公開。1年間で最も使われていたパスワードは「123456」でした。
データ漏洩被害にあった1000万件中、パスワードを「123456」に設定していた割合はなんと全体の17%!1000万件中の約170万件のデータは、このパスワードで漏洩被害にあっていたということが明らかになりました。
またKeeperは、漏洩被害にあったデータ分析から上位のパスワードに見られる「特徴」を示唆しています。該当するものがある方は、できれば今すぐ変更しましょう。
こちらが分析データのランキング結果です。
2016年最も使われていたパスワードBEST25 ランク パスワード 1 123456 2 123456789 3 qwerty 4 12345678 5 111111 6 1234567890 7 1234567 8 password 9 123123 10 987654321 11 qwertyuiop 12 mynoob 13 123321 14 666666 15 18atcskd2w 16 7777777 17 1q2w3e4r 18 654321 19 555555 20 3rjs1la7qe 21 22 1q2w3e4r5t 23 123qwe 24 zxcvbnm 25 1q2w3e
上位25のパスワードに共通する特徴としては、ほとんどの文字数が6文字以下。そしてPCのキーボード配列(3位・11位のqwerty)で素早く打ちやすい順番のものが多いようです。
ちなみに15位の「18atcskd2w」はスパム。いわゆるロボットにより自動生成されたものだそうです。
ハッキングからパスワードを守るためにすべきこと
Keeperによると、パスワードの設定には「様々な英数字と小文字と大文字」を使い分けて自分だけがわかるオリジナリティのものにするよう注意喚起しています。
毎年パスワードの分析結果を報告しているSplashDateでも2014年、15年ともに「123456」は最も使われているパスワードとしてトップに。設定している方は、できる限り今すぐ変更しましょう。秒単位で解読されてしまいますよ!
難しいパスワードを設定したら1Passwordというアプリで管理するのがおすすめ。マスターパスワードを1つだけ覚えていれば、複雑なパスワードも物凄く簡単に保存しておけます。