毎年新しいiPhoneを購入する時に決まって「AppleCareは付けますか?」と聞かれると思います。とりあえず入っておく。という方もいれば年間費用を気にして入らない方もいるでしょう。
ただ、実際加入している人もそうでない人も”AppleCareがどんな保証サービスなのか?“認識できていない方が多いようです。
そこで今回は、「AppleCareは一体どんな人に必要なのか?」入ることで修理料金がどのくらい変わってくるのか?をご紹介します。
結論から言うと、iPhone購入から2年の間に本体交換になるほどの故障を起こす可能性がある方は入るべきと感じます。
それではさっそく見ていきましょー!
AppleCareは、製品の種類によって名前が2つに分かれる
意外と知られていませんがAppleCareは、購入したApple製品によって2つの名前があります。このことをまず把握おきましょう!一つはMacやAppleTVなどに用意されている保証サービス「AppleCare」。もう一つは、iPhoneやiPadなどに用意されている保証サービス「AppleCare+」です。AppleCareにさらに保証期間の延長と好条件を加えたものが「AppleCare+」になります。
MacやAppleTVに用意されている”AppleCare”のお得な保証内容
Mac・AppleTV・Apple製のディスプレイに用意されている保証サービスが「AppleCare」です。通常使用していた範囲で故障してしまった場合、全ての修理費(作業&部品代など全て)をAppleサービス側が補ってくれるサービスですね。保証期間中は回数制限なく、何度でも申請することができます。
“AppleCare”は製品によって保証期間が違う!
AppleCareは、購入したApple製品によって保証期間が変わります。
Mac本体は、購入日から3年間。AppleTV、Apple製ディスプレイは2年間の保証がつきます。
iPhoneやiPadに用意されている”AppleCare+”のお得な保証内容
iPhone・iPad・iPodに用意されている保証サービスは”AppleCare+(プラス)“になります!
まず一般的にこれらの対象製品(iPhoneやiPadなど)を購入すると1年間の保証サービスが必ず自動でついてきます。しかし、”AppleCare+“に加入すると、さらにもう一年の保証サービス期間が付与されて以下の2つの保証も加わります。ここが一番重要なので要チェック!
①自分で壊してしまった時に修理費が半額以下になる!
AppleCare+に加入していると、自分で起こしてしまった画面割れや水没なども保証の対象になります。通常2万円以上かかる修理費(※)がiPhoneSE・iPhone6以前のモデルでは7,800円、iPhone6s・6sPlusでは、11,800円で全て済むようになります。(保証期間中2回まで適用が可能)
※修理の内容により変動は有ります。
②ケーブルやACアダプタが劣化してしまった時の無料交換期間が延びる
これは、始めからついている1年間の保証期間中にも行えることですが、経年的に劣化してしまったiPhoneの充電ケーブルやACアダプタを無料で交換してもらえます。AppleCare+に入ることでこの期間が1年から2年に延長されます。
AppleCare、AppleCare+はどのくらいかかるのか?料金一覧表
それぞれの加入料金一覧です。au・ドコモ・ソフトバンク共に2~24分割払いが選択できます。端末によりますが、月額ですと400円~600円といったところですね。入るべきか悩んでいる人は要チェック!
購入したApple製品 | 加入料金(税別) | |
---|---|---|
AppleCare+ | iPhoneSE・iPhone6以前のモデル | 12,800円 |
iPhone6s・6sPlus | 14,800円 | |
iPad | 9,400円 | |
iPod(touch・Classic) | 6,400円 | |
AppleCare | Mac | 13,800円-34,800円 |
AppleTV | 2,700円 | |
Apple製のディスプレイ | 9,800円 |
こんな人はAppleCare+に入るべき!
画面割れなどの一部分のパーツを修理するだけで済む場合、入らなくても問題ないと感じます。Appleの修理対応で一番お金がかかるのは、「本体交換になってしまった時」なんです。
本体交換になる例と修理に必要な料金
iPhoneが画面パーツや内部パーツ交換だけでは修復不可能。つまり本体交換の必要があるケースですね。代表例としては、落下と同時に端子が曲がってしまった。内部が故障して画面が映らない。ホームボタンが全くきかない。ケースが歪んでしまって直したい。などが該当します。
本体修理になった場合の修理費用 AppleCare+ 加入の場合 未加入 iPhone 6s Plus 11,800 円 (税別) 38,800 円 (税別) iPhone 6s 11,800 円 (税別) 34,800 円 (税別) iPhone 6 Plus 7,800 円 (税込) 38,800 円 (税別) iPhone 6 7,800 円 (税込) 34,800 円 (税別) iPhone SE、iPhone 5s、iPhone 5c 7,800 円 (税込) 31,800 円 (税別) iPhone 5 4,400 円 (税込) 31,800 円 (税別) 過失や事故による損傷は Apple 製品 1 年限定保証 (製品保証) の対象外です。上記は Apple で修理した場合の料金です。Apple 正規サービスプロバイダで修理する場合は料金が上記と異なることがあります。最終的に上記の保証対象外料金より安くなることもよくあります。上記料金には別途消費税が加算されます。
※2016年5/25現在
参照:iPhone の修理 – その他の修理
修理費用を見て頂くとわかるように、未加入状態だと最新モデルは、税込で4万円以上必要になります。本体交換は中々高い。次に画面割れのみで済む修理費用を見てみましょう!
画面割れのみの修理費用 AppleCare+ 加入の場合 未加入 iPhone 6s Plus 11,800 円 (税別) 16,800 円 (税別) iPhone 6s 11,800 円 (税別) 14,800 円 (税別) iPhone 6 Plus 7,800 円 (税込) 14,800 円 (税別) iPhone 6 7,800 円 (税込) 12,800 円 (税別) iPhone SE、iPhone 5s、iPhone 5c 7,800 円 (税込) 14,800 円 (税別) iPhone 5 4,400 円 (税込) 14,800 円 (税別)
※2016年5/25現在
参照:iPhone の修理 – 画面の損傷
画面割れだけの場合は、iPhone6sを見てみると3000円しか安くなりません。iPhone6sを例として比較してみましょう。修理回数は1回として、AppleCare+へ未加入状態での修理代金が14,800円。AppleCare+への加入料金+加入状態での修理料金の合計は26,600円(14,800+11,800円)なので未加入のがはるかに安くなります。
画面割れ程度で済むなら、圧倒的に未加入の方がお得。
本体交換してしまうほど故障するかもしれないという方は、AppleCare+入った方がいいかもしれませんが、画面割れ程度なら必要性は低いかもしれませんね。